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■■■ その後の彼ら・レストランにて。「それにしてもさっきはラズロ先輩にあるまじき饒舌さでしたね。何か思い入れでも?」 「何の話だい?」 「ファルさんとマクドールさんの痴話喧嘩の話ですが」 「痴話は不要だ」 「うんティル君、諦めが悪いのは美点だけど時と場合によると思うな」 「流石キリル師匠、切れ味鋭い突っ込みですね。で、どうなんです先輩」 「ああ……ジュエル×スノウ的な記憶を思い出した。マジ懐かしい」 「何年モノです、その記憶」 「あ、ラズロの親友だったよね、確か」 「んんー、私聞いたことがあったような。確か師匠、その親友さんへたれで卑屈だとか言ってた。うん。ティルとは似てないっすよ」 「うわあファルさんの丁寧語びっみょー」 「まあね☆」 「性格は違うな。だがジュエルに押しまくられ、反射的にツンデレていた頃のスノウを思い出させる」 「ちなみにその二人、最終的にどうなったんですか?」 「押し切られてしっかり尻に敷かれていた、と思う」 「そう言われてみれば……懐かしいね、ラズロ」 「…………」 「まあマクドールさんが尻に敷かれるタイプとも思えませんよ、ファイト!」 「リオウ、君が気を使ってくれたのは理解するが使い所が違うから。あとそんな激励はいらない」 「まあ遅いか早いかだ。ティル、諦めとは時に全てを凌駕する」 「あなたに言われると説得力がありますね、ええ!」 「あ、先輩照れた」 「ティル、私は完全無欠にティルの味方だからね。安心して」 「……そもそもあんたが元凶だからな?」 |